本屋をプラプラしてて、見つけた本があります。
「奇跡のリンゴ ~絶対不可能を覆した農家 木村秋則の記録~」
立ち読みしてて、これは読みたい!と心から思える本に出会うのはなかなか少ないのですが、この本は即購入でした。
奇跡のリンゴが映画化されたり、テレビなどで特集されたりしたのは知っていましたが、ちゃんと見たことはありませんでした。
奥さんが、農薬に弱い体質だったことと、偶然出会った自然農法提唱者の福岡正信の本がなかったら、奇跡のリンゴは生まれなかったかもしれない。
リンゴを、農薬を使わないで育てることは、絶対不可能とされていた。木村さんもはじめは、1年に13回の農薬散布をしていた。その一切をやめてしまった。
当然、リンゴの木は虫と病気に侵され、花が咲かない年が何年も続いた。
ありとあらゆる方法を試しだが一向に花が咲く気配はない。周りの農家からも白い目でみられ、村八分同然の扱いをうける。
追い詰められて、木村さんは山に向かい死のうとする。しかし登った山の先で、ある発見をするのだった。。
そして無農薬栽培を始めて9年目にして、見事に花が咲き、今までに食べたことのない美味しいリンゴ、奇跡のリンゴが出来上がったのだった。
9年!!9年間も暗雲を掻き分けて、もがき続けることができるでしょうか。もし1人だったらまだ精神的に楽だったかもしれない。しかし木村さんには妻と子供がいて、養っていかなければならない立場にいました。ずーっと心の中で葛藤していたと思います。無農薬をやめれば収入を得られるのに、諦めることもまたできない。
周りの農家からも見放され、ひとりぼっちで出口のない迷路をさ迷い歩いているようなものです。
うーん、ツラすぎる(^_^;)
私ならきっと2年で諦めるだろうな。
しかし、リンゴが出来て本当によかった~(´д`|||)
木村さんの人生にとても感銘を受けました。
いつかはこのリンゴ食べてみたいな。入手困難だそうですけどね。
加納